CEFR参考表示
2025年12月から始まる新しい参考表示について
CEFRとは何ですか?
CEFR(セファール)とは、外国語の力を同じ基準で考えるための国際的な目安です。
2001年にヨーロッパの機関によって発表され、語学学習・教えること・評価の場で広く使われています。
CEFRでは、言語のレベルを次の6つに分けています。
A1
A2
B1
B2
C1
C2(いちばん高いレベル)
それぞれのレベルでは、
「その言語で何ができるか」が
「〜ができる」という形の文で説明されています。
このCEFRは、40以上の言語に翻訳されており、
国や言語が違っても、同じ基準で語学力を伝えられることが大きな特ちょうです。
日本語とCEFRの関係
日本語についても、CEFRを参考にした考え方が使われています。
文化庁は
「日本語教育の参照枠」 を発表しています。国際交流基金は
「JF日本語教育スタンダード」 を作っています。
どちらも、日本語を学ぶ人を教える・評価するための共通の考え方として、CEFRをもとにしています。
日本語の学習方法や試験が多様になる中で、
「日本語の力を共通のものさしで示す必要がある」
という考えが強くなってきました。
JLPTにCEFRレベルが表示されます
この流れを受けて、
日本語能力試験(JLPT)の結果をCEFRにあてはめて考えられるようにする取り組みが進められてきました。
その結果、
2025年12月(第2回試験)から
JLPTの成績書類に、CEFRレベルの参考表示が追加されます。
※当初は2025年7月開始の予定でしたが、
十分な準備期間をとるため、12月試験からの開始に変更されました。
JLPTとCEFRはどうやって結びつけられたの
2024年10月に、国内外の専門家が集まり、
JLPTの問題(読解・聴解)について、
「この問題はCEFRのどのレベルにあたるか」をていねいに確認しました。
その結果を分析し、
JLPTの総合得点ごとに、CEFRレベルの境界(きょうかい)が決められました。
この方法は、2024年2月に公表された公式レポートでも説明されています。
JLPTの得点とCEFRレベルの関係
CEFRレベルは、合格した人だけに表示されます。
1つでも基準点に足りない分野がある場合は、
総合得点が高くても不合格となり、CEFRは表示されません。
参考表示の目安は、次のとおりです。
N5:総合80点以上 → A1
N4:総合90点以上 → A2
N3:
95〜103点 → A2
104点以上 → B1
N2:
90〜111点 → B1
112点以上 → B2
N1:
100〜141点 → B2
142点以上 → C1
CEFR表示でわかること・わからないこと
JLPTで測っているのは、次の力です。
文字・語彙・文法
読解
聴解
これらは、CEFRでいう
「言語能力」や「理解する力」にあたります。
一方で、
話す
書く
会話のやりとり
といった力は、JLPTでは測っていません。
そのため、CEFRレベルはあくまで参考情報として使われます。
成績書類の表示について(2025年12月〜)
合格した人には、
総合得点に対応したCEFRレベルが表示されます。
不合格の場合は、
CEFRレベルの欄に「*」が表示されます。
海外で受験した場合は、
過去の受験者と比べたパーセンタイル順位も表示されます
(日本国内受験では表示されません)。
CEFRは、世界共通の語学レベルの目安
JLPTは、CEFRを参考にした表示を開始
2025年12月試験から成績書類に反映
日本語力を、より国際的に説明しやすくなります
日本での就職、進学、海外での評価など、
JLPTの結果を幅広く活用できる時代が始まります。
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