<p><span style="color: rgb(0, 51, 153);"><strong></strong></span><strong>1ミャンマー人は穏やかな性格</strong></p><p>ミャンマー人は、穏やかでおしゃべり好き、面倒見がよい人が多いことから「お人好し」と言われることもあります。また、温和な性格のためケンカや揉めごとは好まず、自己主張も少ないことから大人しい印象にみられがちです。そんな性格もあって周囲を気にしてついつい頑張ってしまい、無理をしてしまうことも。単純作業などもコツコツと続けられ、育ててくれた会社や上司にも恩義を感じることから、入社したら長く定着することが期待できるでしょう。</p><p><strong>2ミャンマー人の特徴・仕事観</strong></p><p><span style="color: rgb(0, 51, 153);">① 真面目で素直なので仕事に対する姿勢が良い</span></p><p>ミャンマー人と日本人は、赤ちゃんのときにお尻に蒙古斑がある、豆腐や納豆といった食文化が似ているなどいくつもの共通点があります。また、言葉や文法やの語順が同じなど、言葉が似ていているため日本語の習得も早く、性格も素直で真面目なので仕事に対する姿勢も良く、納期などもしっかり守ります。かつては「アジア最貧国」とも言われていましたが、最近では外国の企業もどんどん進出しており、海外志向の若者も増えてきました。</p><p><span style="color: rgb(0, 51, 153);">② 「家族」の意見を重視して物事を決定するミャンマー人</span></p><p>ミャンマーの人々は、「温厚で勤勉」と評価されることが多く、家族をとても大切にします。また、熱心な仏教徒が国民の8割以上を占めます。親族間の冠婚葬祭などの行事を重んじる傾向があり、親族との付き合い方も必然的に濃厚です。&lt;br&gt;ミャンマーに限らずどの国でも「親を敬う」と思いますが、ミャンマー人は親への敬意を絶対とする一面が強く、親の意向が就職や結婚などに強く影響します。そのため、子どもは労働適齢期になると、親きょうだいのために率先して労働力となることを望みがちです。</p><p>しかし先ほども述べたとおり、ミャンマー人の親は日本人の親以上に、子どもへの助言に力を持っています。極端すぎると思うかもしれませんが、子どもがどんなに希望していた職種でも、親が否定すれば、希望職種を諦めて親の意見に従うケースは少なくありません。あらゆることの決定基準が「家族」の意見だという人は、珍しくないのです。</p><p><span style="color: rgb(0, 51, 153);">③ ミャンマー人の社会人意識は「実年齢マイナス5歳」</span></p><p>成人している20代でも、個人の自立より家族として生きることを重視するミャンマー人はたくさんいます。ミャンマー人は子ども時代を学業のみに没頭して過ごすので、だいたい世間について理解して一人前になるのに時間がかかります。30代から40代くらいで一人前になったと言える人も、珍しくありません。「ミャンマー人を採用するとき、20代の求職者は、日本人の社会人意識をマイナス5歳くらいにしたものだと思っているといい」。</p><p><span style="color: rgb(0, 51, 153);">④ 目上の人を敬い秩序を重んじる</span></p><p>ミャンマーでは人口の85%以上が仏教を信仰しており、親や目上の人を敬う文化が浸透しています。そのため、ミャンマー人は日本企業に独特な年功序列制度に理解を示すことが多いです。また、秩序を重んじる姿勢が強いと言われており、組織内でのルールや上司の指示をしっかりと守る傾向にあります。日本人にとってミャンマー人は一緒に働きやすく、チーム内でも信頼できることでしょう。</p><p><span style="color: rgb(0, 51, 153);">⑤ 自己主張が少ない</span></p><p>ミャンマー人は仏教の教えを忠実に守るために、目上の人に対して反抗することがなく、そのため自分の感情や意見を伝えることがあまりありません。ストレスやネガティブな発言を口に出さないため、知らぬ間に負担や不満が溜まってしまうことがあります。ミャンマー人を採用した際には、1on1を実施するなどして、コミュニケーションの機会を増やすことが重要です。また、直属の上司にはネガティブな発言をしないこともあるので、違う部署の人にも相談できる仕組みや機会を作るようにしましょう。</p><p><span style="color: rgb(0, 51, 153);">⑥ 叱責に慣れていない</span></p><p>ミャンマーでは穏やかさが尊ばれる文化が浸透しています。そのため、家庭内・社会で怒ることが滅多にありません。また、教育の過程でも叱られることがあまりないため、叱責に慣れていません。日本企業に入社したミャンマー人も、「叱って育てる文化」を理解することは難しいでしょう。特に人前で叱られてしまうと、ひどく傷つき離職してしまう恐れがあります。ミャンマー人を採用した際には、例え失敗を犯してしまっても怒るのではなく、落ち着いて指導することが重要です。<br></p>