【特定技能】年末調整(ねんまつちょうせい)をやさしく解説!11月までに会社へ出す3つの書類
11月が提出期限!年末調整の3つの書類と、海外に家族がいる人の注意点をやさしく解説します。
10月も終わりに近づき、会社から「年末調整(ねんまつちょうせい)の書類を出してください」と言われる時期になりました。日本語がむずかしくて、「何を書けばいいの?」と困っている人も多いはず。この記事では、特定技能で働くみなさんのために、年末調整をやさしく解説します。
1.年末調整(ねんまつちょうせい)とは?
毎月の給料からは、所得税(しょとくぜい)があらかじめ引かれています(源泉徴収・げんせんちょうしゅう)。でも、その金額は「だいたい」の計算です。12月に1年分の給料が決まったら、会社が正しい税金を計算し直します。払いすぎていた税金は、12月の給料と一緒に返ってきます。これが年末調整です。
ポイント:書類を出さないと、払いすぎた税金が返ってきません。必ず出しましょう。
2.いつまでに、何を出すの?
会社が決めた「社内期限(しゃないきげん)」までに書類を出します。多くの会社では10月下旬~11月下旬が期限です。会社からのお知らせをよく見て、期限を確認してください。
期限を過ぎたらどうなる?
会社で年末調整ができなくなります。その場合は、自分で税務署に「確定申告(かくていしんこく)」をします(2026年分は2027年2月16日~3月15日の見込み)。とても手間がかかるので、会社の期限までに出すのが一番です。
3.出す書類は3つ
年末調整で会社に出す主な書類は、次の3つです。
- 給与所得者の扶養控除等(異動)申告書 家族(扶養親族・ふようしんぞく)についての書類です。結婚している人、子どもがいる人、親を養っている人は必ず出します。
- 給与所得者の保険料控除申告書 生命保険(せいめいほけん)や地震保険(じしんほけん)、iDeCoなどに入っている人が出します。保険会社から届く「控除証明書(こうじょしょうめいしょ)」を一緒に提出します。
- 給与所得者の基礎控除申告書 兼 配偶者控除等申告書 兼 所得金額調整控除申告書 名前が長いですが、ほとんどの人が出す書類です。1年間の収入の見込みなどを書きます。
※年の途中で今の会社に入った人は、前の会社の「源泉徴収票(げんせんちょうしゅうひょう)」も必要です。前の会社にもらっていない人は、早めに連絡してもらいましょう。
【2026年】今年の年末調整は変わります!
国税庁(こくぜいちょう)の「令和8年分 年末調整のしかた」によると、今年は次の4つが変わります。どれも税金が軽くなる方向の改正です。
- 基礎控除(きそこうじょ)の引き上げ:合計所得が489万円以下の人は104万円になります。特定技能で働く人の多くはここに当てはまります。
- 給与所得控除の最低保障額の引き上げ:65万円→74万円になります。
- 扶養親族などの所得要件の改正:家族を扶養に入れられる収入の目安が上がります。
- 23歳未満の扶養親族がいる人の生命保険料控除の特例:新しい記入欄ができます。
この改正は2026年12月1日から始まります。11月までの給料から引かれる税金は変わりませんが、12月の年末調整で新しい金額を使って計算し直すので、今年は例年より戻ってくるお金が増えやすくなります。書類を忘れずに出しましょう!
4.海外に家族がいる人へ(扶養控除の注意点)
母国にいる家族を扶養親族にしたい場合は、追加の書類が必要です。
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親族関係書類:家族であることを証明する書類(出生証明書・結婚証明書など)と、その日本語訳
送金関係書類:家族に送金したことを証明する書類(銀行の送金明細など)。「送った人の名前」「受け取った人の名前」「送金日」「金額」が書いてあるものが必要です。
大事な注意:海外に住む家族のうち、30歳以上70歳未満の人は、1年間に38万円以上送金した証明がないと扶養控除を受けられません(留学などの例外あり)。帰国のときに現金を手渡ししただけでは、証明になりません。銀行などで送金し、明細を残しておきましょう。
申告書の「非居住者である親族(ひきょじゅうしゃであるしんぞく)」の欄に〇を書くことも忘れずに。
5.保険に入っている人へ
生命保険や地震保険の「控除証明書」は、10月~11月ごろに保険会社から郵送で届きます。なくさないように保管し、申告書と一緒に会社へ出してください。証明書がないと、保険料控除を受けられません。
6.書き方のコツ
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申告書は日本語で書きます。名前はパスポートと同じローマ字で書くのが一般的です(会社によってはカタカナの場合もあります)。 - 印鑑(はんこ)がなくても大丈夫です。外国人はサインでOKとされています。
分からないところは、会社の担当者や登録支援機関に聞きましょう。間違えたまま出すより、聞くほうが安心です。
7.まとめ
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- 年末調整は、払いすぎた税金を返してもらうための大切な手続きです。
- 会社の期限(多くは10月下旬~11月下旬)までに3つの書類を出しましょう。
- 2026年は基礎控除などが引き上げられ、戻ってくるお金が増えやすくなります。
- 海外の家族がいる人は、親族関係書類と送金関係書類を準備しましょう。
保険の控除証明書をなくさないようにしましょう。
分からないことがあれば、会社の担当者に早めに相談してくださいね。
参考:国税庁「令和8年分 年末調整のしかた」
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