<p>この記事でインドネシア人の方々が「仕事」に対してどのような価値観を置いているのかを紹介します。</p><p><span style="color: rgb(0, 51, 153);">① サービス残業はしない</span></p><p>日本でも「ブラック企業」、「サービス残業」という言葉に敏感な時代がやってきていますが、国際的にみても日本人は労働意欲が高い国民性であることは知られています。一方、インドネシアでは雇用契約書に書かれた範囲の仕事をするという意識が強いです。労働時間以外で自発的に働き、さらには無給で残業をする社員はほとんどいないといっても過言ではないでしょう。&nbsp;</p><p><span style="color: rgb(0, 51, 153);">② 「仕事」と「プライベート」の時間を分ける意識が薄い</span></p><p>しっかりと時間を守ることで知られる日本人とは違い、インドネシア人は時間に対してルーズな方が多いと聞いたことがあるかもしれません。企業に勤務しているようなビジネスマンというよりは、バスや鉄道などのインフラ、公務員の方々が時間にルーズな方は多いようようです。やはり、日本と比較してしまうと全体的に時間にルーズな国民性なのかなと感じます。&nbsp;</p><p><span style="color: rgb(0, 51, 153);">③ 転職は当たり前のジョブホッパー文化</span></p><p>インドネシアで「Kutu Loncat(クトゥ・ロンチャット)」という言葉を耳にすることがあります。「Kutu Loncat」とは、虫の一種である「ノミ」を表すインドネシア語です。この言葉には「職場を転々とする者」という別の意味もあり、インドネシアの労働文化に根付いている言葉でもあります。すなわち、インドネシアは転職が多い国なのです。&nbsp;</p><p><span style="color: rgb(0, 51, 153);">④ 自発的に行動できない</span></p><p>インドネシアの方々はとても素直です。そのため、指示された事などは愚直に実行します。(仕事の質は人それぞれですが。)しかし、「指示された範囲だけで実行する人」も多く、与えられた業務が終わってしまうと、次の指示がくるまでは動きません。そのため、自分の担当業務さえ終わってしまえば、まだ就業時間内であったとしても、他にすべき事を探さずに過ごす社員も少なくありません。</p><p><span style="color: rgb(0, 51, 153);">⑤ 報連相ができない</span></p><p>そもそも報連相は日本文化が言葉になったものです。どうして随時報告をしないといけないのか、どの段階でなにを相談しないといけないのか、どうして自分の次の行動を連絡する必要があるのか、細かく例を交えた説明がないと、彼らにとっては、新しい言葉・考え方のため、よくわからない理解のできないことではないでしょうか。<br></p>