<p> スリランカというのは、かつてセイロンともいわれていました。自然が豊かさであり、美しい魚が泳いでいたりする海や心地よい気候や、眺めのよい高山地帯をはじめとして、見所がたくさんあります。さまざまな動物や鳥が生息しており、緑豊かな土地でもあります。本記事は、スリランカの文化を紹介します。スリランカに興味がある方は、ぜひご覧ください。</p><p> まず、アーユルヴェーダです。アーユルヴェーダとは、サンスクリット語のアーユス(生命)とヴェーダ(科学)を組み合わせた、五千年の歴史を持つ伝統医療です。現代の忙しい暮らしに疲れた私たちを、自然の力で癒してくれるのがアーユルヴェーダです。アーユルヴェーダといえば、インドが本場と思いがちですが、今やスリランカがアーユルヴェーダで人気を集めています。スリランカのアーユルヴェーダは、スリランカ独自の伝統医療とインドから伝わったアーユルヴェーダが融合し、豊かな薬草を贅沢に使うのが特徴です。</p><p> スリランカの仏教は、上座部仏教で、人が亡くなるとこの世とのつながりはなくなり、ただのものにあるという考えなので、お墓がありません。スリランカにもお墓がないわけではないですが、他の宗教の人たちのものと考えていいでしょう。</p><p> スリランカは、国民の70%が仏教徒ですが、占星術も盛んです。インド占星術の流れをくみ、スリランカで独自の発展を遂げました。日本では、それぞれの家庭に、かかりつけ医がいるように、スリランカではかかりつけの占い師がいるそうです。人生の節目、節目で占ってもらいます。</p><p> スリランカの新年は、毎年4月です。毎年4月13日か14日が新年明けになりますが、占星術によって毎年変わります。とはいえ、爆竹や花火を挙げて祝うのは、どこともよく似ています。</p><p> スリランカという国は、現在の日本とはまた違った文化があります。これは、封建的な昔の日本にも似た部分もあります。例えば、男性上位の考え方で、女性がタバコを吸ったり、お酒を飲むことも女性がすることではないといった社会通念があります。また、女性がミニスカートやショートパンツなどを履いて、足を出したりすることがタブー視されているのです。もちろん、外国人の観光客ではそこまで厳しい目で見られることはないのですが、できれば避けたほうがいいでしょう。食べ物に関する食文化も色濃くあります。エスニックな激辛カレーを食します。また、地域などによっても異なるのですが、宗教などの関係もあり、豚や牛などの肉食を好まなかったりするので、一切肉食をしないという人もいますし、焼くという調理法で調理をしない場合もあります。そして、名産品である紅茶をよく飲みます。日常生活には不可欠であり、熱い紅茶を飲んでいきます。日本の文化とは違うので、少し戸惑うこともあるかもしれません。<br></p>