<p>2019年の制度開始以降、介護分野の技能試験は全国各地の試験会場にて、年間を通じて継続的に実施されている。試験はコンピューターを用いたCBT方式で行われ、介護技能を問う「介護技能評価試験」と、専門日本語能力を測る「介護日本語評価試験」の2種類を受験する必要がある。</p><p>試験は英語・ベトナム語・インドネシア語など複数の言語に対応しており、日本語に不安のある外国人でも受験しやすい環境が整えられている。合格者は介護施設、特別養護老人ホーム、通所介護事業所などでの就労が可能となり、安定した雇用需要が続いている。</p><hr><h3>◆受験要件</h3><ul><li><p>中学校卒業以上</p></li><li><p>日本語能力N4相当、または介護日本語評価試験の合格</p></li><li><p>有効なパスポートまたは在留カード(国内受験の場合)</p></li></ul><hr><h3>◆試験方式・会場</h3><ul><li><p>試験方式:CBT(コンピューター試験)</p></li><li><p>会場:全国のPrometric試験センター</p></li><li><p>結果:試験後に順次通知</p></li></ul><hr><h3>◆受験料(目安)</h3><div><div><table><thead><tr><th>試験名</th><th>受験料</th></tr></thead><tbody><tr><td>介護技能評価試験</td><td>約7,000〜8,000円</td></tr><tr><td>介護日本語評価試験</td><td>約6,000〜7,000円</td></tr></tbody></table></div></div><hr><h3>◆合格後の進路</h3><p>合格者は、在留資格「特定技能1号(介護)」の取得手続きが可能となり、介護施設等での就労が認められる。給与水準はおおむね <strong>月19万〜25万円前後</strong> とされており、経験や施設によって昇給の機会もある。</p>