職場で困ったとき、一人で悩まないで:特定技能の人のための相談窓口ガイド
給料や残業、職場の悩みを相談できる窓口をやさしく紹介します。登録支援機関や労働相談ダイヤルを確認しましょう。
「給料が約束と違う」「残業代が払われない」「上司に相談しにくい」――日本で働いていると、困ったことが起きることがあります。そんなとき、一人で悩まないでください。特定技能で働く人には、相談できる窓口がいくつもあります。この記事では、誰に、どんなことを相談できるのかを、やさしく紹介します。
1.まず相談するのは、自分の「登録支援機関」です
特定技能1号で働く人には、原則として「登録支援機関(とうろくしえんきかん)」という支援の組織があります。仕事や生活の相談、困ったときの対応は、この支援機関の大切な役割です。給料や勤務のことで分からないことがあるとき、職場の人間関係で悩んでいるとき、まずは支援機関の担当者に相談してみましょう。日本語が難しいときは、母国語での説明をお願いすることもできます。支援機関の連絡先が分からないときは、雇用契約書(こようけいやくしょ)や、会社からもらった書類を確認しましょう。支援機関に相談しても解決しない場合や、支援機関自体に相談しにくい場合は、下の公的な窓口も使うことができます。
2.給料・残業・休みのトラブルは「労働基準監督署」や労働相談ダイヤルへ
給料が払われない、残業代が計算と違う、休みが取れない、残業が多すぎる――こうした「労働条件(ろうどうじょうけん)」の問題は、労働基準監督署(ろうどうきじゅんかんとくしょ)や、厚生労働省の外国人向け相談窓口に相談できます。最寄りの労働基準監督署には、「外国人労働者相談コーナー」があるところもあります。住んでいる都道府県によって、相談できる言語や時間が違います。厚生労働省の案内で、自分の地域の窓口を確認しましょう。
電話で相談したいときは、次のダイヤルがあります。
外国人労働者向け相談ダイヤル(ベトナム語):0570-001-706
時間:月曜日から金曜日の午前10時から午後3時まで(正午から午後1時は除きます)。通話料がかかる場合があります。
労働条件相談ほっとライン(ベトナム語):0120-531-406(無料)
時間:火曜日、水曜日、金曜日から日曜日。平日は午後5時から午後10時まで、土曜日・日曜日・祝日は午前9時から午後9時までです。
どちらの窓口も、労働条件に関する法令の説明や、関係機関の紹介をしてくれます。曜日や時間は、一時的に変わることがあります。年末年始(12月29日から1月3日まで)はお休みです。電話をかける前に、厚生労働省の最新の案内で確認しましょう。
3.相談するときに準備すると、話がスムーズになります
相談するときは、次のものを準備しておくと、担当者が状況を理解しやすくなります。
雇用契約書:給料、労働時間、休日の約束が書いてあります。
給与明細:毎月の給料と、引かれたお金の記録です。
勤務の記録:シフト表、タイムカードの写真、残業時間のメモなどです。
やり取りの記録:会社との連絡のメッセージやメールは、消さずに残しておきましょう。
「いつ、どこで、何があったか」を、簡単にメモしておくことも大切です。正確な日付や金額が分かると、相談が進みやすくなります。書類が日本語で難しいときは、分かる部分だけでも大丈夫です。相談窓口の人に、「ここが分かりません」と伝えましょう。
4.こんなときは、すぐに相談しましょう
次のようなことがあったら、早めに相談してください。
給料や残業代が、約束より少ない、または払われない。
契約と違う仕事をさせられている、または、契約にない長時間労働を強いられている。
パスポートや在留カードを、会社に取り上げられた。
暴力や、ひどい言葉によるいじめを受けている。
「辞めたら罰金を払え」と言われた。
自分のパスポートや在留カードは、自分で保管するものです。会社に預ける必要はありません。辞めることを理由に、お金を請求されるようなことがあれば、それも相談しましょう。一人で我慢していると、問題が大きくなることがあります。早めの相談が、自分を守る力になります。
5.相談しても、在留資格がすぐに悪くなるわけではありません
「相談したら、会社にばれてクビになるのでは」と心配する人もいます。でも、困ったことを相談すること自体は、あなたの権利です。労働条件の相談窓口は、法律の説明や、適切な機関への紹介をしてくれます。すぐに結論が出なくても、まず相談して、どうすればよいかを確認することが大切です。転職を考えるときは、許可が出る前に新しい会社で働いてはいけない、というルールも忘れずに確認しましょう。支援機関や相談窓口と一緒に、次の手順を考えることができます。
まとめ
職場で困ったときは、まず自分の登録支援機関に相談しましょう。給料や残業、休みの問題は、労働基準監督署や、厚生労働省の外国人向け相談ダイヤルにも相談できます。ベトナム語の相談ダイヤルは、外国人労働者向け相談ダイヤルが0570-001-706、労働条件相談ほっとラインが0120-531-406です。相談するときは、契約書、給与明細、勤務の記録を準備しましょう。一人で悩まず、早めに相談することが、安心して日本で働き続けるための第一歩です。
特定技能の仕事を探している人は、TOKUMAの求人情報もぜひチェックしてください。登録は無料です。日本語のレベルや希望の分野から、自分に合った仕事を探すことができます。
※この記事は2026年11月4日時点の一般的な情報です。相談窓口の曜日や時間は変わることがあります。自分の場合の判断は、登録支援機関や厚生労働省の最新の案内で確認してください。
特定技能の求人を探してみませんか
特定技能の求人が602件あります。


